静岡県焼津市はかつおの水揚げ量が日本一です。先日、焼津市内のなまり節工場・明治10年創業の川直さんにて、かつおの藁焼き体験に参加したのでレポートします!
まず焼津市のかつお漁や、一本釣りと巻き網のそれぞれのかつおの違いなどを丁寧に説明してくれました。大きい方が巻き網、小さい方が一本釣りで藁焼き用になるとのことです。家庭用よりも温度の低いマイナス30℃の冷凍庫で保管されています。凍った状態の丸のかつおは初めて見ました!
予め解凍してあるかつおを捌いてサク取りまでの過程を見せて頂き、いよいよ焼く工程に入ります。1本のかつおがサクになるまでを目の前で見るのも貴重な体験です。
初めての藁焼き体験、実際に近くに立ってみると網の重さと火力にびっくり!火を恐れて柄の遠い方を持つと重たくなってしまいます。実際に火に乗せるのは1分も満たないくらいですが、翌日私は腕が筋肉痛になりました…。従事されている方は軽々こなしているように見えますが、何度も焼くとけっこうな重労働です。
自分で焼いたかつおはその場で試食できます。ポン酢や塩と薬味まで用意して頂いていますが、焼いたサクを駿河湾深層水に取っているのでそのままでもほんのり塩味を感じられます。
焼きたて・切りたての藁焼きはおいしさに感動でした!私は塩で食べるのがお気に入り!
川直さんの藁焼き体験は、全国各地の幅広い年齢の方が参加されているそうです。皆さまも休日のプチ旅行候補にいかがでしょうか。ぜひ焼きたてのかつおの藁焼きを味わってみて下さい。
水産系シンガーソングライター 牧野くみ
北海道知床出身、ととけん1級所持、水産庁「海の宝!水産女子の元気プロジェクト」参加。
2022年4月サバをボサノバのリズムに乗せた楽曲「サバノート」リリース。
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