エイプリルフールは「魚の日」!? 魚にまつわるフランスのユニークな風習

「エイプリルフール」と聞くと、SNSでのジョーク投稿や企業のユニークなネタ合戦を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

でも実はこの日、フランスでは「魚」と深いつながりがあることをご存じでしょうか?

毎年、嘘やユーモアで盛り上がるこの日が、なぜ魚と関係しているのか。

ちょっと不思議で面白い「4月1日と魚の話」をご紹介します。

目次

フランス語でエイプリルフールは「4月の魚」

フランスでは、エイプリルフールを「Poisson d’avril(ポワソン・ダヴリル)」=4月の魚と呼びます。

なぜ4月の魚なのかという語源には諸説あります。その中のひとつが、

「禁漁期間に入る直前の4月1日に”ぼうず”で戻ってきた漁師をからかい、ニシンを川に投げ込んで釣らせてあげた。」

というもの。

釣りで成果のなかった漁師をからかういたずらなどが広がっていったという説があります。

背中に魚の絵!? フランスのユニークな風習

現代のフランスでも、「4月の魚」の文化は息づいています。

子どもたちは魚の絵を描き、切り抜いて友達の背中にこっそり貼るという微笑ましいいたずらがあるそう。

バレずに過ごせたら勝ち、見つけたらみんなで笑う。そんな、遊び心とユーモアが詰まった1日になっています。

フランス大使館でも、4月1日に背中に魚の絵を貼り付けた光景が……!

https://twitter.com/ambafrancejp_jp/status/1641999377073082368

年度初めは「魚」でスタート!

日本では4月1日が年度初めのところも多いですね。

何かと忙しい時期ではありますが、ちょっとだけ足を止めて「4月の魚」を味わい、笑って迎える新年度というのも素敵な過ごし方ではないでしょうか。

ユーモアの中に文化あり。
エイプリルフールの起源を知ることで、魚にまつわる世界が、またひとつ豊かに感じられるはずです。

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この記事を書いた人

さかなのNEWS編集部。魚、漁業、水産業のことを「広く」「深く」「ゆるく」伝えています。

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