土用の丑の日といえば、香ばしく焼いたうなぎの蒲焼きが食べたくなりますね。
日本人には昔から親しまれているうなぎ。しかし、ここのところシラスウナギの不漁が続いており、価格も高騰しています。
しかし、うなぎは日本の食文化を支える貴重な食材!うなぎと日本の食文化のどちらも守りたいとの想いから、カニカマのような蒲鉾の技術を使ってうなぎに似たもの、いわゆる「うなカマ」をつくる取り組みが蒲鉾メーカー各社で行われています。
今回は、その中から、うなぎを不使用なのに、味や食感を限りなく本物のうなぎに近づけた「ほぼうなぎ」をご紹介します。
「ほぼうなぎ」※うなぎではありません
「ほぼうなぎ」を作るのは、兵庫県神戸市で魚肉練り製品の製造・販売を行うカネテツデリカフーズ。
今回の「ほぼうなぎ」も魚肉加工の技術を活かし、完全うなぎフリー(うなぎを全く使わない)でありながら、味・食感・見た目を限りなく本物のうなぎに近づけています。
本物を超えた?「ほぼうなぎ」のポイント
今年発売の「ほぼうなぎ」には滋養強壮に良いとされる「山芋」と元気の源と言われる「亜鉛」も配合。亜鉛に関しては本物のうなぎを超えて含まれているとのこと。やはり、うなぎではなかったですね、いい意味で。
ちなみに捌き方は、関西のメーカーということだけあって、関西風の「腹開き」を再現したとのことです。皮目の色の違いがリアルに再現されています。また、焼き上げには静岡のうなぎ蒲焼き工場で、本物のうなぎ蒲焼きと同じたれを使用するこだわり。テリとツヤ、香ばしさなどうなぎの蒲焼きらしい味に仕上がっています。
このほかにも、うなカマは、スギヨの「うな蒲ちゃん」、一正蒲鉾の「うな次郎」など様々なものが出ており、味も年々良くなってきています。
本物のうなぎも良いですが、今年はひと味違ったうなカマにもチャレンジしてみては!?
※参考ページ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000016604.html
筆者プロフィール:
さかなのNEWS編集部 魚、漁業、水産業のことを「広く」「深く」「ゆるく」伝えています。