宝石のような見た目と濃厚な味わいが魅力のいくら。炊きたてのごはんにたっぷりかけて食べたいですね。
最近ではふるさと納税や通販で品質の良いいくらが手に入りやすくなりましたが、ランキング上位のものばかり選んでいませんか?
本当に品質の良い稀少ないくらは、実はランキング上位には上がりづらいのです。
いくら好きならぜひ知ってもらいたい、いくらの選び方をご紹介します。
いくらの選ぶときのポイント①:サケの卵かマスの卵か
いくらは、主にサケの卵とマスの卵の2種類に分かれます。
それぞれ違いがあり、好みが分かれるところ。
サケの卵は少し大きめで、一般的にマスの卵よりも高価なものが多いです。
対してマスの卵は小ぶりになります。
いくらを選ぶときに魚の種類も参考にしてみてください。
ちなみに、卵の中にも品質のランクがあり、品質が高いものから「3特」「2特」「1特」「無印」となります。
粒の艶やハリ、大きさを見て職人さんがランク分けしています。
もし3特と書かれていれば、それはとても良い品質の卵なのでぜひ食べてみてください。
いくらの選ぶときのポイント①:味付け
いくらの味付けは、主に醤油漬け、塩漬けの2種類に分かれます。
巷で行われているアンケートの結果などを見ると、多くの人は醤油漬けを好んで食べているようです。
ただ、高品質な卵が使われるのは塩漬けの方なんです。
シンプルな味付けだからこそ、味の誤魔化しが効かないので良い品質の卵が使われます。
対して醤油漬けはいくら独特の癖が苦手な人でも食べやすく、万人向けの味付けになります。
いくらが好きでたくさん食べてきた人なら、ぜひ一度塩漬けを食べていただきたいです。いくらならではの濃い味を楽しむことができますよ。
醤油漬けを選ぶ場合も、味付けに使う調味液の原材料は「醤油・みりん・酒」のみといったシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
原材料がシンプルなものほど、品質の良い卵が使われている傾向にあります。
本当に良いものはランキング上位に上がりづらい
ランキング上位にいるいくらは、例えるなら80点の品質で安定して大量供給できるいくらがほとんどです。これは、私たちがいつでもいくらを食べられるように生産者や企業が努力してくれた賜物です。
ただ、100点を叩き出すような最高品質のいくらは稀少なため、量も少なくて販売数が稼げないため、ランキング上位には上がりづらいのです。
いくらを愛し、最高品質のいくらを食べたいという通な方は、本記事の選び方を参考にして、ランキングに左右されずに、いくらを選んでみてください。
筆者プロフィール:
さかなのNEWS編集部。魚、漁業、水産業のことを「広く」「深く」「ゆるく」伝えています。