魚はヘルシーな上に、糖尿病や心臓病の予防に繋がるなどして、世界的に注目されている食材です。昨今、「機能性表示食品」として発売された魚がいることをご存知でしょうか?
今回は、機能性表示食品の魚についての紹介と実際に食べてみた感想をまとめました。
まず、「機能性表示食品制度」とは、食品の安全性と機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に提出したのち、その機能性を商品に表示できる制度です。
この2021年4月から「機能性表示食品」のカンパチが日本で初めて発売されています。スーパーマーケットのベイシアと水産会社のマルハニチロが共同開発で、「中性脂肪を下げる効果がある機能性表示食品」として販売を開始しました。魚に含まれるDHAやEPAには、中性脂肪を低下させる機能があります。DHAやEPAは、一般的な魚では、イワシやサバ、サンマ、マグロなどに多いと言われています。
機能性表示食品のカンパチとはどんな商品なのでしょうか?調べてみると、様々な魅力が詰まっていました。
まず、このカンパチは養殖なのですが、エサの配合や環境にもかなりこだわって生産されているようです。養殖魚ならではの、上質な脂と奥深い甘みとうまみが最大の特徴とのこと。さらに、冷凍せず鮮魚のまま販売されています。やはり、冷凍魚より鮮魚のほうが美味しいイメージが強いですよね。
機能性表示食品のカンパチを食べてみた
実際にベイシアに行ってみると、7切398円(税込430円)で販売されていました。パッケージにも「機能性表示食品」の表示がなされています。カンパチの身は、色合いも鮮やかな上、程よく脂の筋が入っており、めちゃくちゃ美味しそうです。
食べてみると、鮮度があって少し歯ごたえのある触感です。魚独特の臭みもありません。脂もものすごくのっています。ただ、少々脂がのりすぎている感じで、がっつり食べるというよりも適度にたしなむことで楽しめる感じがします。そういう意味では、7切入りというのは、ちょうど良い量なのかもしれません。
さて、今回のカンパチに限らず、魚にはDHA・EPAが含まれています。皆さんも色々な魚を食べて、美味しく健康的な食生活を意識してみてはいかがでしょうか?
※参考ホームページ
マルハニチロ ダイレクト:https://www.direct.maruha-nichiro.co.jp/totteoki/detail.htm?id=188&type=none
ベイシア: https://www.beisia.co.jp/news/page/3
筆者プロフィール:
さかなのNEWS編集部・小菅綾香
釣り船の娘として生まれ、釣り歴21年。現在、東京海洋大学の大学院生。