モスバーガーで発売以来話題沸騰中の真鯛カツバーガー。
2021年5月20日(木)から、全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)にて、「日本の生産地応援バーガー真鯛カツ<愛媛県愛南町>」が数量限定で発売されていましたが、先日東京都のとある店舗に行ってみたところ、「完売」の文字が。。(他の店舗での状況は定かではないため、状況は各自でご確認ください。)
「食べたかった。」という声をよく聞くので、今回はこの真鯛カツバーガーについて食レポを投稿します。
実は、少し前にこちらの真鯛カツバーガーいただいていましたが、はっきり言ってめちゃくちゃ美味です。これだけ話題になったのは、この味にも理由があると思います。
魚を使ったハンバーガーといえば、定番なのは白身魚を使った「フィレオフィッシュ」。フワッとした食感がたまりませんが、白身魚はうま味成分や脂質がそんなに多くないため少々たんぱくなところがあります。
それから、日本ハンバーガー発祥店といわれるチェーン店「ドムドムバーガー」などで見られる「アジフライバーガー」。こちらはフィレオフィッシュとは違い、かなり味がハッキリしています。濃いうま味を感じられる一方で、青魚特有の香りも感じられるガッツリ系。
「フィレオフィッシュ」も「アジフライバーガー」もどちらも美味しいですが、しっかり魚の味が感じられ、かつ上品な魚のハンバーガーは今までなかったように思います。
そこに登場してきたのが今回の「真鯛カツバーガー」。
魚は、愛媛県愛南町で育てられた養殖の真鯛を使用。コロナの影響もあり、真鯛の流通が滞っていたところ、目をつけて商品化されたそうです。食べることで廃棄を減らして、生産者の応援もできる素晴らしいハンバーガーです。
で、その味ですが、本当に素晴らしいです。真鯛カツは、外はサクッと、中はフワッとな最高の食感で、真鯛の白身が持つ上品さに存分なうま味があり、口に入れた途端に至福の思いが広がります。養殖の真鯛というと、「なんだ、天然じゃないのか」と思われる方もいるかもしれませんが、養殖の真鯛は余計なものを与えられていないため、天然真鯛に比べるとエグみが少なく上品な味に仕上がります。その点がハンバーガーとベストマッチしています。
さらに、味付けとして、ほのかにレモンの香りが爽やかに香ります。この点がとても心地よく、開発段階での工夫の賜物といえます。「うまい。うまい。」といううちに、あっという間に1つ平らげてしまいましたが、それだけ味が良いだけでなく食べやすいレベルの高い逸品でした。
今回、このような美味しい真鯛を生産いただいた愛南漁協の皆様と、日本の魚を活用したハンバーガーを開発いただいたモスフードサービスさんには本当に感謝です。これをキッカケとして、日本の美味しい魚を使った現代的な食べ物がどんどん出てくると世の中面白くなるなーと思いました。
※参考
モスフードサービスプレスリリース|新型コロナウイルスの影響で出荷量の落ち込む漁協を支援「日本の生産地応援バーガー真鯛カツ<愛媛県愛南町>」~5月20日(木)から全国のモスバーガーで数量限定発売~