輪島朝市といえば、日本三大朝市と言われ、石川県輪島市の有名な観光スポットでもあります。
能登半島地震によって、大きな被害を受けてしまった輪島朝市ですが、3月に金沢市で「出張輪島朝市」として再開することが決まりました。
第一回の開催日は2024年3月23日。その後の定期的な開催についても検討されているとのことです。
日本三大朝市の代表格、輪島朝市
日本には各地に様々な朝市がありますが、その中でも三大朝市と呼ばれているのが、石川県の輪島朝市、千葉県の勝浦朝市、岐阜県の飛騨高山朝市です。
中でも、輪島朝市は日本三大朝市の代表格。
始まりは平安時代。神社の境内で行われていた市が始まりと言われており、1000年以上の歴史がある朝市です。
昭和から平成にかけてのバブルの頃は、年間250万人以上が訪れる、一大観光スポットにもなりました。
輪島朝市の被害と復興に向けての取り組み
石川県輪島市の有名な観光スポットになっていた輪島朝市ですが、能登半島地震で大規模な火災が発生し、店舗や住宅など約300棟が失われてしまいました。
営業再開に向けた第一歩として、2024年3月23日に金沢市で第1回の出張輪島朝市を開催することが決まりました。
金沢市の金石地区で40店ほどの出店が予定されています。
輪島朝市の見どころ
出張輪島朝市の詳細はまだ発表されていませんが、当日出会えるかもしれない輪島朝市の見どころをご紹介します。
輪島朝市といえば、海の幸を中心に工芸品やスイーツなど色々なものがあります。
特にフグは有名で、フグの干物やたたきなどが食べられます。他にも日本海で獲れる様々な魚の干物や海藻類など、とにかく色々売っていて楽しい朝市です。
出張輪島朝市で売られるかは分かりませんが、能登で有名なのが「フグの卵巣の糠漬け」です。
フグの卵巣は通常、毒があって食べられないですが、時間をかけて糠漬けにすることで、無毒化された幻の珍味です。
石川県だけでしか製造販売許可が出ない、希少な郷土料理です。
出会うことができたらぜひ食べてもらいたい能登の味です。
出張輪島朝市
開催日:2024年3月23日
場所:金沢市内